レコード統合
複数のアプリのレコードを共通するフィールドとその値で統合します。
特徴
- 複数データフローの統合: 複数のデータフローに含まれるレコードを、そのまま縦に連結して1つのデータフローにまとめます。例えば、各支店の売上データを全社売上データとして統合する、といった用途に利用できます。
- フィールドの柔軟な選択: 結合後のデータフローに含めるフィールドを柔軟に選択できます。デフォルトではすべての入力のフィールドがマージされますが、特定の入力データフローのフィールドのみを選択して引き継ぐことも可能です。
- フィールド名の自動リネーム: 異なる入力データフローに同じ名前のフィールドが存在する場合、後から結合されるデータフローのフィールド名に自動的にサフィックス(
_0,_1...)が付与されます。これにより、元のデータを失うことなくすべてのフィールドを保持できます。
機能
設定項目詳細
| 設定大項目 | 設定小項目 | 説明 | ルール |
|---|---|---|---|
| ノード設定 | タイトル | フロー編集画面および実行ログ等に表示されるノード名です。 | 任意の名称を入力します。(初期値はプロセッサー名が入ります) |
| ノード設定 | 説明 | ノードの補足説明です。 | 任意で入力します。(初期値は既定のプロセッサー補足説明が入ります) |
| フィールド設定 | 保持するフィールドの選択方法 | 出力データフローに含めるフィールドの範囲を選択します。 「すべての入力のフィールドを保持」を選択すると、接続されたすべてのデータフローのフィールドが結合後のデータに含まれます。 「共通するフィールドのみ保持」を選択すると、すべての入力に共通して存在するフィールドのみを引き継ぎます。 「選択した入力のフィールドを保持」を選択すると、特定のデータフローのフィールドのみを引き継ぎます。 |
「すべての入力のフィールドを保持」「共通するフィールドのみ保持」「選択した入力のフィールドを保持」から選択します。(初期値:すべての入力のフィールドを保持) |
| フィールド設定 | 保持する入力の選択 | 「保持するフィールドの選択方法」で「選択した入力のフィールドを保持」を選択した場合に表示されます。フィールドを保持したい入力データフローを1つ以上選択します。 | 必須(1つ以上選択) |
- 入力の接続: このプロセッサーには、1つ以上の任意の数のデータフローを接続できます。
使い方
設定手順
データフロー編集画面で、統合したい入力元のノード(1つ以上いくつでも接続可能)を「レコード統合」ノードに接続し、以下の手順で設定を行います。
- 保持するフィールドの選択:
設定パネルの「保持するフィールドの選択方法」で、結合後のデータに含めるフィールドの形式を以下のいずれかから選択します。- すべての入力のフィールドを保持: (デフォルト)接続されたすべてのデータフローのフィールドが結合後のデータに含まれます。
- 共通するフィールドのみ保持: すべての入力に共通して存在するフィールドのみを引き継ぎます。
- 選択した入力のフィールドを保持: 特定のデータフローのフィールドのみを引き継ぎます。このオプションを選択した場合は、表示される「保持する入力の選択」から対象のデータフローを1つ以上選択する必要があります。

- ノード名の設定と保存(任意): 必要に応じて、ノードのタイトルや説明を編集し、設定を保存します。
動作イメージ
すべての入力のフィールドを保持(デフォルト)
2つのデータフロー(データA、データB)を結合する場合の動作イメージです。
データA
| レコード番号 | 商品 | 金額 | 産地 |
|---|---|---|---|
| 2 | みかん | 50 | 愛媛 |
| 1 | りんご | 100 | 青森 |
データB
| レコード番号 | 商品 | 金額 | 在庫 |
|---|---|---|---|
| 2 | りんご | 20 | 5 |
| 1 | バナナ | 30 | 10 |
結合後のデータ
結合後のデータは、両方のデータフローのすべてのフィールド(レコード番号, 商品, 金額, 産地, 在庫)を持ち、レコードは縦に連結されます。
| レコード番号 | 商品 | 金額 | 産地 | 在庫 |
|---|---|---|---|---|
| 2 | みかん | 50 | 愛媛 | |
| 1 | りんご | 100 | 青森 | |
| 2 | りんご | 20 | 5 | |
| 1 | バナナ | 30 | 10 |
- フィールド名の重複: もしデータAとデータBの両方に「金額」フィールドが存在し、データ型が異なる場合、後から結合されるデータフローのフィールド名が自動的にリネームされ、「金額」と「金額_0」という2つのフィールドが生成されます。
共通するフィールドのみ保持
上記の例で、「保持するフィールドの選択方法」で「共通するフィールドのみ保持」を選択した場合、出力されるフィールドはデータAとデータBの両方に存在するフィールド(レコード番号, 商品, 金額)に限定されます。
結合後のデータ(共通するフィールドのみ保持)
| レコード番号 | 商品 | 金額 |
|---|---|---|
| 2 | みかん | 50 |
| 1 | りんご | 100 |
| 2 | りんご | 20 |
| 1 | バナナ | 30 |
選択した入力のフィールドを保持
上記の例で、「保持する入力の選択」で「データA」のみを選択した場合、出力されるフィールドはデータAのフィールド(レコード番号, 商品, 金額, 産地)に限定されます。
結合後のデータ(データAのフィールドのみ保持)
| レコード番号 | 商品 | 金額 | 産地 |
|---|---|---|---|
| 2 | みかん | 50 | 愛媛 |
| 1 | りんご | 100 | 青森 |
| 2 | りんご | 20 | |
| 1 | バナナ | 30 |
注意事項
- フィールドのデータ型: 複数の入力データフローに同じフィールドコードの項目が存在する場合、その型によって挙動が異なります。
- 型が同じ場合: 1つのフィールドにマージされます。
- 型が異なる場合: 先頭(接続順)のデータフローのフィールドコードが優先され、後続の同名フィールドコードはリネーム(
_0,_1...)されます。型が一致しないセルの値は空になります。- データ量: 多数のデータフローや、大量のレコードを持つデータフローを結合する場合、処理に時間がかかることがあります。